http://www.kaikaku-ryokushin.com       

 > トップ    > 議会だより  2008年1月〜12月分 > 11月定例会[宮澤議員]

 

 

■宮澤宗弘
   
    

地域の当面する課題について質問をいたします。まず、道路問題について建設部長に伺います。

 先ほど来話がございました松本糸魚川連絡道路について、平成14年度に当時の田中知事が既存の道路を充実させる方向で見直すとの方針を示し、平成15年7月に、既存の道路を利用すると起点位置が波田町から豊科インター付近になると見直し内容を表明いたしました。その後、平成17年3月25日に、計画路線の中から、ルート選定などの調査を進める調査区間として小谷村雨中の約4キロメートルが指定をされました。
 県の方針は、起点の変更について、今後、地域高規格道路の基本となる広域道路整備基本計画の見直しの中で位置づけていく予定とされていました。具体的にどのような見直しがされてきたのか。まず伺います。

 今回の公表については、4ルートについて評価を行い、波田、梓川サービスエリア、豊科インターチェンジ、豊科北ルートのうち、現時点において豊科北ルートを一番有利な案として評価をしています。また、今回のルート検討は図面上での概略の検討であり、道路が実際どのように通るのかについては具体的に決まったものではないとし、ルートを絞り込んだ時点で具体的な検討をしていくとの方針を示し、去る10月21日より11月28日まで県民の意見や提案を受け入れましたが、各地区別に、何件くらい、どのような内容のものであったのか。また、これら意見や提案は今後どのように生かされるのか。伺います。

 振り返ってみるに、平成6年12月の候補路線、平成10年6月の計画路線、平成17年3月、調査区間指定まで10年以上も経過をしておるわけでございます。さらに、整備区間から事業着手に向けて、環境影響評価、都市計画決定、実施設計、地元協議など進めなければなりませんし、国や関係機関との協議、調整も必要となってまいります。作業が順調に進んだ場合、国などとの調整についてはどのように考えているのか伺い、第1回の質問を終わります。
       

◎建設部長
 (北沢陽二郎) 

 

松本糸魚川連絡道路に関するお尋ねでございます。

 まず、起点の変更についてでございますが、地域高規格道路の指定につきましては、広域道路整備基本計画に位置づけられた交流促進型の広域道路から選定することになっております。起点の変更等につきましては、これまで広域道路整備基本計画の見直しが行われておりませんので、国との協議は行っておりません。
 また、現在、国の社会資本整備審議会において、地域高規格道路も含め、高規格幹線道路等の事業実施に向けた手続のあり方が審議されているところであり、今後は、その方向が出されれば、起点の変更も含め、国と正式な協議を行ってまいりたいと考えております。

 次に、県民からの意見、提案に関するお尋ねでございますが、県のホームページ等での意見募集で寄せられました御意見、御提案の総数は209件でした。地域別では、松本、安曇野地域からは100件、大北地域からは105件、これ以外の地域からは4件となっております。
 主な意見といたしましては、県が一番有利とする仮称豊科北インター起点を支持するものが約80%ありました。また、大北地域からは、大町以北のバイパス化を望むものや冬期交通の安全確保を求める意見が多くありました。お寄せいただきました御意見、御提案に対する回答につきましては、来年1月19日から県のホームページや現地機関において閲覧できるようにしてまいります。

 また、これらの意見につきましては、実現性等も十分検討の上、事業を進める中で生かしてまいりたいと考えております。

 次に、事業着手に向けての国等との協議、調整についてでございますが、ルート決定から事業着手までには起点の変更や調査区間、整備計画の指定という各種の手続が必要であり、各段階において国土交通省やNEXCO東日本など関係機関との協議が必要となります。県といたしましては、事業の実現に向け、協議、調整に鋭意取り組んでまいります。

      

■宮澤宗弘

ただいまの答弁で、松本地域、安曇野地域で100件、大北が105件ということで、大北の期待、極めて大きいことが示されたと思います。

 そこで、まだこれからいろいろの協議を重ねて、国あるいはNEXCO等との協議、着工までの手続が大変だということでございますが、先ほど望月県議への答弁の中で、部長は早期実現化に向け鋭意努力をするということでございますけれども、県の言われる早期の期間についてはどの程度を想定をされているんでしょうか。
 また、知事は、現実的な判断を現時点においてせざるを得なかった、今まで長くかかっているので現実的な対応をすると、こういう御答弁でございました。したがって、10年も15年もかかれば早期とは言えないわけでございます。まだ雨中地区の方向も定まっていない現況でありますし、これらも含めて、具体的に、早期という定義、あるいは目標とする年度というようなものをお示しをいただきたいというふうに思います。

 恐らく、今の状況ですと、豊科北ルートが起点になるというのが大きな流れではないかなというように私は感じております。したがって、県の言う豊科北ルートに起点が決定をした場合、安曇野市の西南部に位置する堀金、三郷、梓川、波田町等は高規格道路の効果はほとんど見込めないものと思われます。そこで、県としても、地域の課題として、国道158号、147号、広域農道などの渋滞対策、国営公園間の連絡道路、アクセス道路の整備などの必要性は認識をされているところであります。
 松本圏域の幹線道路網については、松本都市圏総合都市交通体系調査の中で位置づけると、こういうように言っております。したがって、今後のこの体系調査の位置づけというものが具体的にどのような日程、スケジュールで進んでいくのか。伺いたいと思います。

 また、知事に伺います。
 道路計画が机上のものとならないように、役人は文章をつづることは大変なれておりますし、美辞麗句を並べるわけでございますが、自治体の計画は住民への約束であり、その実行は行政の責任においてなされるべきものでございます。特に、予算確保と、関係住民の理解はもとより、国を初め市町村の協力体制は極めて大切でございます。松本糸魚川道路も含めて、道路問題は、産業、観光、医療を初め、地域間連携を支え、日常生活に直結する県政の重要課題の一つでもあります。ぜひ計画倒れとならないように強く求めるとともに、計画的な道路整備について所見と決意のほどをお伺いをいたします。

        

◎建設部長
 (北沢陽二郎) 

松本糸魚川連絡道路の具体的な今後のスケジュール、いわゆる早期とはどういうことかというお尋ねでございますけれども、先ほど望月県議へ御答弁申し上げたとおり、この10月に県の最適案を示したばかりですので、今パブリックコメントの結果を申し上げたとおり、そういう結果を踏まえ、さらにはいろんな地元の御意見をお聞きする中で、実現に向けた調査、関係機関との協議、さらには地域の合意形成を図るなど、総合的に踏まえる中で、具体的なスケジュールは申し上げられませんが、早期に事業化に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。

 それから次に、いわゆる6年ぐらい滞っていたわけですから、できるだけ早くということですが、それは地元の合意形成にかかる問題だと思います。地元合意形成が成り立ちませんと私どもも事業着手にはなかなか向かえない。それが今までの松本糸魚川の経過でございます。

 次に、松本都市圏総合都市交通体系調査の日程についてでございますが、この調査は、都市交通に関する基礎的な情報や、広域的な生活圏の人や交通の流れ等を把握し、これをもとに都市交通マスタープランを策定するものでございます。昨年度、予備調査に着手し、本年度以降3カ年で調査、計画策定を行う予定であり、ことし11月から計画策定の基礎資料となる実態調査としてパーソントリップ調査等を実施しております。

 さらに、来年度には現況の交通実態分析や将来の交通需要予測等を行い、それらを踏まえ、幹線道路網のあり方等を検討していく予定でございます。
         

◎知事
 (村井仁) 

道路の計画的な整備と予算確保についてお尋ねをちょうだいしました。
 道路は、いろいろな議論ありますけれども、地域社会の活力と、それから安全、安心の暮らしを守る社会基盤でありまして、県政の重要な施策の柱として整備促進に努めているところであります。

 松本糸魚川連絡道路は、高規格幹線道路と相互に連携し、一体となりまして高速交通体系を築くもので、それに寄せる期待は地域で大変大きなものがあると承知をしております。また、生活道路の改良あるいは歩道整備等につきましても、県民の皆様から大変多くの要望をちょうだいをしていることであります。大変厳しい財政状況の中でありますけれども、県内の道路整備は、私の認識ではまだまだ必要である、そういう意味では、当面、整備を続けるべき主な箇所につきましては既に県の中期総合計画においてお示しをしているところでございまして、着実に進めてまいりたいと思っております。

 今後とも、道路予算の確保に努め、選択と集中によってより効率的、効果的な道路整備を着実に推進してまいりたいと、このように考えているところであります。

 もとより、金の調達も大切でありますが、私の経験では、どちらかというと、今部長からもお答えしましたように、合意形成というのが非常に大事でありまして、しかし、一方で、合意形成がおおむねできましても、今度は用地の整備というところで個別のさまざまの苦労がつきまとうわけでございまして、工事自体に時間がかかるというよりは、そういう意味での私権との調整というところで非常に時間がかかるのが実態ではないでしょうか。そういう意味では、ある程度割り切りのできたところでも、ちょっとした事業で10年、15年程度は要するというのが私の体験での感じだということの蛇足を申し上げておきます。
                

■宮澤宗弘

地域の合意形成、それから用地取得の困難さ、よくわかります。これらについて私どもとしても鋭意努力を重ねてまいりたいというふうに思っております。

 知事答弁を受けまして、建設部長に伺います。
 平成21年度に梓川サービスエリアにスマートインターが完成し、供用開始する予定と聞いております。周辺は安曇野産業団地や住宅地が密集し、スマートインターの利用に期待が高まっているところでございます。国道147号バイパスの交通量も大幅にふえることが予想されます。かつて西への延伸を計画し、既に地元地権者の理解を得て先線の家屋移転も行われております。西方には堀金工業団地やアルプスあづみの国営公園、烏川渓谷緑地も位置をしております。産業の活性化と雇用の確保、観光の振興、交通渋滞の解消などの対応からも、安曇野市としても西への延伸を要望しているところであります。
 東西に走る道路整備網がおくれている中、塩尻鍋割穂高線、すなわち通称山ろく線までを計画し、当面、広域農道くらいまでは早急に延伸する必要があると考えますが、所見を伺います。

 次に、国道147号のソニー前から国営アルプスあづみの公園間の県道豊科大天井岳線バイパスについて伺います。
 平成7年3月16日に都市計画決定がなされ、田中知事の時代に反対があるとして街路事業部分約200メートルについては中止となっています。平成21年7月ころには、大町・松川地区の公園も一部開園が計画され、堀金・穂高地区も含め、交通量の増加が予想されているところであります。

 また、平成21年度から烏川地区に160ヘクタールに及ぶ県営圃場整備事業が計画をされております。この中に、都市計画決定されている幅員19メートルにわたるバイパス道路計画があります。安曇野市の農政担当者も地元説明会では明確に答えられず、大変困惑しているとお聞きをしております。県の方向性が定まらなければ換地計画にも支障を来し、農業振興政策にも大きな影響が及ぶ問題であり、早急に結論を出さなければならない重要な課題であります。
 特に、この地区を含めて、国道147号から公園間の県道バイパス計画についてどのように考えているのか。お伺いをいたします。
               
     

◎建設部長
 (北沢陽二郎) 

国道147号高家バイパスから西側への延伸計画に関するお尋ねでございます。
 御存じのとおり、高家バイパスにつきましては、平成19年7月のアルプス大橋の供用によりまして暫定2車線で全区間が供用となり、国道147号の現道を初め周辺道路の渋滞緩和や国道19号から安曇野地域へのアクセス性の向上が図られたところでございます。
 西側へ向けての延伸につきましては、現在、国において将来の交通需要推計の見直しが行われております。これに基づいて、松本都市圏総合都市交通体系調査の中で安曇野地域の将来交通の予測調査を行い、将来必要な道路網の検討をした上で、この道路につきましても、地元安曇野市の御意見も伺いながら、整備のあり方を検討してまいりたいと考えております。

 次に、国道147号から国営アルプスあづみの公園までの都市計画道路に関するお尋ねでございます。
 このバイパス道路の整備につきましては、平成13年に地域の皆様から景観や農地などの保全に関する意見が出されたことなどから、その後の事業の継続については周辺の道路の交通状況の推移を見て判断することとし、平成14年度から事業を中止しております。現状では、この都市計画道路と並行する県道豊科大天井岳線が2車線で改良済みとなっており、この道路が公園のアクセス機能を果たしている状況であります。

 このバイパス整備につきましては、先ほどお答えしました国道147号バイパスの西側への延伸と同様に、松本都市圏総合都市交通体系調査の中で将来必要な道路網の検討を行った上で、地元安曇野市の御意見も伺いながら、整備のあり方を検討してまいりたいと考えております。
 なお、圃場整備予定地内の計画につきましても、農政部と鋭意調整を図ってまいります。

       

■宮澤宗弘

ただいまの答弁で、147号のバイパス先線については国の調査、それから必要道路網の整備、こんなことで市の意向も聞きながらということでございますが、市は前々から西への延伸を希望しているところでございますし、県としても、建設をするということが前提でなければ、家屋移転が3軒されているわけですよね。中島さん宅、それから横川さん宅。もう十数年前の話ですよ。そのまま放置されているということは、これは行政の怠慢ではないんでしょうか。

 また、総合都市交通体系の調査の中でとおっしゃいますが、これも結論が相当先に行くわけですね。この県道バイパス、都市計画決定を既にされている中の一部は、これも用地買収されているんですね。用地買収されたまま放置をされている、こういう状況がございます。

 それと、特に、圃場整備については、21年度、国の採択を受けて既に実施委員会も発足をすると。来年度はもう換地原案をつくらなければいけないという実態になっております。その中に、県が計画をした都市計画が決定をされているということになれば、その土地は一体どのようになるんですか。圃場整備が進まなくてもいいということですか。早急な結論が必要だと思いますので、そんな悠長なことを言ってなくて、しっかりした結論を出していただきたいと思います。

 次に、県営住宅の建てかえ問題について伺います。

 県の方針では、建物の老朽化が著しく、住宅の面積が狭小、浴室、洗面・脱衣室などがないなど、最低居住水準を満たしていない住宅の建てかえを行い、居住環境の向上を図るとしています。平成20年4月1日現在の県営住宅管理戸数1万5,762戸、161団地のうち、1万4,540世帯に3万6,688人が生活しているとのことであります。
 平成17年度までは県住の建てかえは5カ年計画で実施をされてきたものの、平成13年度から17年度までの第8期計画、これは田中県政の時代でありますが、1,200戸の計画に対してわずか401戸、達成率33.4%という状況でした。その後、平成18年から27年までの住生活基本計画が策定をされ、10年間で県住6,000戸のうち建てかえ1,400戸となっております。平成18年度から22年度の前半5年では、2分の1の3,000戸のうち700戸を建てかえるとしております。
5カ年の中間年である20年度までの実績と今後の具体的な建てかえ計画について伺います。

 また、私の住む安曇野市のアルプス団地についても、218戸の平屋建てすべてが耐用年数を満了しております。新築に向け地元説明会も既に行われ、数年前から入居の募集も停止をされております。計画戸数151戸に対し、平成13年度24戸、平成16年度16戸が建設されたのみであり、今まで放置をされたままであります。空き家が多いため建物の傷みも激しく、周辺は荒れたままであり、治安上も好ましくない状態となっております。いつまでも現状で放置しておくわけにはまいりません。今後の対応について伺います。
 昨日も木下議員のほうから質問がございましたとおり、県住の建設については国の交付金が45%あり、残り全額は起債によることができます。また、家賃収入もあることから、建設から維持管理も含め、長期的には収入と支出のバランスはほぼ均衡がとれる事業とのことであります。県の方針も、だれもが安定した居住を確保できる体制を目指しています。
 極めて厳しい経済環境の中、住宅政策は産業の活性化と雇用の確保、景気対策の面からも大変有効な手段と考えます。県営住宅建てかえについては、より一層積極的に取り組みが必要と思いますが、知事の所見を伺います。
           

◎建設部長
 (北沢陽二郎) 

先ほどの2路線の計画は安曇野地区の東西に走る道路です。かなり近接しておりまして、特に公園にアクセスする県道豊科大天井岳線の周辺には、ほかに3路線が東西に連絡しております。そこへさらに二つの道路を並行してつくるわけにはいきませんので、先ほど御説明したとおり、松本都市圏の調査の中で整備のあり方を決めていくということです。それで、その結果、議員の御指摘の用地取得箇所が確かにあります。それは道路事業用地として活用しますし、また、道路敷とならない場合には地域にとって有効な活用方法を考えていきたいと考えております。

 圃場整備につきましては、先ほども答弁させていただいたとおり、農政部と鋭意調整してまいります。

 県営住宅の建てかえに関するお尋ねでございますが、初めに、平成20年度までの建てかえ実績と今後の建てかえ計画についてお答えいたします。
 平成18年度から20年度までの3年間の実績でございますが、平成18年度は年間140戸の計画に対して1団地24戸で17%と少なく、19年度は2団地76戸で54%、本年度は2団地64戸で46%と増加しております。トータルで、約40%の進捗率でございます。

 次に、今後の建てかえ計画でございますが、既存住宅の有効活用のため、市町村営住宅と近接している古い団地から優先的に建てかえるなど、当該市町村と共同で検討してまいりたいと考えております。

 また、安曇野市にあります県営住宅アルプス団地の今後の対応でございますが、当団地は平成16年度の建てかえを最後に、ここ数年凍結しております。現在、安曇野市におきまして住宅施策に関する計画を策定中でありますので、これを勘案して、なるべく早い時期に実施できるよう検討してまいりたいと考えております。
       

◎知事
 (村井仁) 

県営住宅建てかえの取り組みにつきましてお尋ねをちょうだいしました。
 住宅というのは、産業として見ました場合、結構すそ野が広うございまして、建築時に例えば家具の新調が行われるなど経済波及効果もございます。そういう意味では、時節柄、確かに考慮するべき視点かとは考えます。

 ただ、公営住宅の整備というのは、本来、基礎的自治体である市町村が担うべきものではないかという感想は私は持っておりますが、一方で、沿革的には県もこれにかかわってきた経緯がございまして、そういう意味では、県営住宅の建てかえというのは市町村と共同しまして実施をしていくという課題ではないか。しかし、県も市町村もいずれも財政状況が厳しい中で、私としましては、選択と集中という観点から、予算編成の中できちんと対処をしてまいりたいと存じます。
        

■宮澤宗弘

議長、答弁漏れがあるのでよろしくお願いします。私が建設部長にお聞きしたのは、総合都市交通体系調査の結果なんて悠長なことを言っていられないということで質問をさせていただいたわけです、この県道バイパスについて、既に都市計画決定したのは県の責任において、もちろん地元の要望の中で都市計画決定がされているわけです。それで、これが、今、一時中止なり休止なり、こういうことでありまして、反対があることも事実ですが、特に大型農道から国営公園間にかけては、平成21年度に幅抜きをしたところを、計画をされているところへ換地原案を立てなければいけないわけですね。

 知事がおっしゃっていたように、用地交渉が大変難しいということはよくわかります。私も何件か携わってまいりました。圃場整備の実施委員会の中にも事務局として担当させていただいたこともございますが、圃場整備で何よりも厳しいのが換地計画なんですよ。この原案がうまくいかなければ、161町歩にわたる圃場整備がどうなるかわからないという喫緊の課題であるわけですね。このことに対して、建設部としては、責任を持って農政部と連携をして圃場整備ができる体制をつくらなければいけない。人ごとではないわけです。この辺についてしっかりお答えをいただきたいと思います。
        

◎建設部長
 (北沢陽二郎)
都市計画道路の整備でございますけれども、先ほども答弁させていただきましたけれども、東西方向に4路線近接してあります。(48番宮澤宗弘君「圃場整備との関連でどうなるか」と呼ぶ)それも含めて、松本都市圏交通計画の中で、何が必要か、どの道路が必要かということであり方を検討した結果、やっていくということ。
 今の幅抜きについては、先ほども答弁したとおり、農政部と鋭意調整してまいります。
 以上でございます。
        
■宮澤宗弘

先に残りの質問をさせていただいて、時間があれば建設部長に伺います。

 特別支援教育の充実について教育長に伺います。
 少子化により児童生徒数が減少し、県立高校においては再編計画が議論されている一方で、養護学校など特別支援学校に在籍する児童生徒は大幅に増加傾向にあります。知的障害のある児童生徒を受け入れる養護学校は、施設面においても大変な状況にあります。
 まず、施設設備について、稲荷山養護学校は除きまして、各校とも生徒の増加による教室不足に悩んでいます。私の住む安曇野市の子供たちも大勢通学している安曇養護学校も、昭和63年4月開校時は78人の定員から、平成21年度は200人を超えると聞きます。現地で対応をお聞きしましたところ、図書室、職員会議室、研究室を初め、プレールームを仕切り2教室にするなどして教室の確保を図らなければならない状況とのことであります。廊下を含めたスペースを間仕切りして教室にしている学校もあり、多くの学校が体育館や食堂、寄宿舎の老朽化に悩んでいます。
 さまざまな障害を抱える子供たちが増加する中、教育委員会では各学校の実態をどのようにとらえているのか。伺います。

 また、施設の老朽化に備えた対応も含めて、教室不足への対応は早急に必要でありますが、来年度以降の整備方針について伺います。
       

◎教育長
 (山口利幸)

特別支援学校の件に関する御質問に順次お答えいたします。

 まず最初に、特別支援学校の児童生徒数が増加する中での各学校の実態についてのお尋ねでございます。
 議員御指摘のとおり、県内18校の特別支援学校のうち、11校の知的障害学校に在籍する生徒数は年々増加傾向にございます。本年5月1日現在での児童生徒数は10年前の約1.5倍に当たる1,789人となっておりますが、小学校や中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒数が増加していることや、高等部への進学状況から、今後も当面はこうした傾向が続くものと考えております。
 また、児童生徒数の増加に加えまして、障害の重度化や多様化とともに重複障害のある児童生徒もふえておりまして、特別支援学校に通う児童生徒の約3割が重複障害となっております。
 このような中、県教育委員会といたしましては、児童生徒の急増に対応するため昨年度までの10年間で7校、41教室の増設に取り組んでまいりました。しかしながら、学校によっては特別教室等の普通教室への転用が続いているほか、食数に対応した厨房設備の問題など、必ずしも良好な教育環境とは言えない実態もございまして、学校や保護者から施設整備の改善を求める声も大きく、直面する課題の一つであると認識しているところでございます。

 次に、特別支援学校の施設整備の方針についてのお尋ねでございます。
 先ほど申し上げましたように、児童生徒数の増加に対しましては、これまでも教室棟の増築による対応をしてまいりましたが、本年度も松本、上田両養護学校でさらに7教室の増設を行うこととしております。今後につきましても、来年度、大幅に生徒数が増加する学校もありますので、将来的な児童生徒数の見通しなどを勘案して、高等学校への分教室の設置など必要な措置をとってまいります。

 ちなみに、中信地区では南安曇農業高校への22年度設置を予定しております。
 また、障害の重度・重複化、多様化に対しましては、車いすや補助用具で移動する児童生徒が快適、安全に学校生活を送るための校内のバリアフリー化や、体温調節に支障を来す児童生徒への空調設備の導入など、順次整備を進めてまいりましたが、今後も個々のニーズに応じた安全性と機能性を備えた整備に努めてまいります。
 いずれにいたしましても、児童生徒が安全で安心して学ぶことのできる教育環境を充実させていくよう努力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

      

■宮澤宗弘

建設部長、そうすると、圃場整備事業には換地計画を立てるのに支障のないように、21年度ですね、対応するということで、責任を持つということでよろしいわけですね。

 都市計画決定をされているので、圃場整備のほうは当然そこは幅抜きせざるを得ないんですね、法的な制約を受けておりますので。これを解除するということになれば、21年までに間に合うのかどうか大変私は危惧するところなんです。よろしくお願いします。  

               

◎建設部長
 (北沢陽二郎)

都市計画決定されてある道路ということと、既に圃場整備が進んでいるという中で、圃場整備の障害になってはいけないということは認識しておりますが、道路として19メートルの都市計画決定されたとおりの道路をつくるかどうかも含めまして、先ほど御答弁申し上げたとおり、全体の中で見直していきたいと思っておりますので、圃場整備に支障にならないように農政部と鋭意調整してまいります。

                   

■宮澤宗弘 これは農政部長に聞いても気の毒な話なんです。都市計画決定されて、所管の部は建設部でありまして、鋭意努力鋭意努力というけど、21年度に既に県営圃場整備を始めるということで実施委員会も立ち上げて、換地原案をつくらなければいけないというときに、鋭意努力で21年に間に合うかどうかということを私は聞いているけれども、それに対してしっかり答えが出ないということは、事業が進められないんじゃないですか。しっかり答えてください。
        
◎建設部長
 (北沢陽二郎)

支障にならないように鋭意努力してまいります。

             

■宮澤宗弘

支障にならないように鋭意努力という答えでは納得できないんだけれども、いずれにしても、これは早急に結論を出さなければ仕事が進まない話ですから、早急に結論を出していただいて地元の期待にこたえてください。よろしくお願いします。

 それから、教育委員会のほうには、現実には職員の定数が232名も不足をしているということでございますし、また、特別支援教員の免許取得保有率も50%と低い状況だと、こういうことでございます。現場を理解し、専門性を持った教職員の確保と養成が求められておりますので、教員の定数改善、それから免許保有率の向上については、子供の視点に立って、ぜひ計画的な改善を図るよう強く要望をして、質問を終わります。

        

 

 

             基本理念議員紹介議会だより活動報告改革・緑新日記県民の声リンクお問い合わせ

copyright (c) Kaikaku-Ryokushin 2007 All Rights Reserved.